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消費電力喰らうやつ

家庭の中で一番電気を消費するものって何か知っていますか?
(使い方によって変わるので家庭によって一番は変わると思いますが、意外なものと言うことで)

エアコンは確かに電気喰いますが、年の半分以上は使わないので年間にすると一番ではありません。(冷暖房のすべてをエアコンでやっちゃうと1番になるかも)

あと、浴室乾燥機も電気食いますね。わが家にも、もともとついていたものがありますが、使うと電気使用量が跳ね上がってしまいますので、ブレーカーを常に切っています。(200Vなので商用でしか使えません。)便利なんですけどね。

後は冷蔵庫やウォーターサーバーも地味に電気喰いますね。常に動かしておかなければいけないものなので、瞬間的な消費電力は低くてもトータルで考えると消費量は多いです。

さて、今回お伝えしたかった家庭の中で特に消費電力が高いもの。
それは、『給湯器』です。

給湯器と言っても、ガスを燃料にする瞬間湯沸かし器やエコジョーズ、灯油給湯器、電気を使ってお湯を沸かす電気給湯器やエコキュート、
後はハイブリッドなものや薪及びペレットボイラー、太陽熱温水器などもあります。わが家では、太陽熱温水器と灯油給湯器を使っています。太陽熱温水器は一番水を使うお風呂に。
天気が悪かった日のお風呂や他の給湯には灯油給湯器を使います。

実はこの給湯器、一般的にはあまり知られていませんが、つけっぱなしにしておくと、家庭での電力消費量の約3分の1程度にまで膨れ上がるようです。(某設備メーカーさん談。)
一般的にいわれている給湯器の電力消費量は、実際に使用する時間を想定して計算されているので、待機時間の電力消費量は計算に含まれていないそうです。そのため、つけっぱなしにしていると立ち上げ時に消費する電力よりも遥かに多くの電力を消費することになるのです。

給湯器って温度設定などをするコントローラーがありますよね?
そのコントローラーの電源(給湯器の電源)は入れっぱなしになっていませんか?
給湯器の電源を入れっぱなしにしておくと、結構な電気を消費するのです。でも燃料は灯油とかガスだから関係ないじゃん!って思うと思います。
僕も思いました。

しかし、調べてみるといつでも給湯できる状態だと瞬間で900W。数十秒おきに900Wと0Wを繰り返す感じでした。立ち上がりや給湯時には1200W程度まで上がります。
これ、夏場にずっとエアコンつけっぱなしの状態と変わらないくらいの電気を消費しています。

でも、食事作って、お風呂入れて、お風呂入って、食器洗ってなんてしてると、その都度つけたり消したりするのはめんどくさい。。。
と、つけっぱなしになっている家庭も多いのではないでしょうか?
実際日常の中ではちょこちょこお湯を使いたいことってありますよね。

わが家は、僕が節電魔と化しているため、給湯器はお湯を使うときににしかつけません。都度電源を切っていると、立ち上がりに時間がかかり、すぐ使いたいときに使えないということもあるのですが、そこ数分くらいな話なのでそれすら待てない現代社会ってなんだかなぁなんて思ったりもするのです。

つい先日わが家でもそんなエピソードがございまして、
ある朝、出発の準備中に3歳の息子がトイレでおしっこをしているとズボンを濡らすほど足におしっこをかけてしまいました。子どもなのでこんな失敗を繰り返して成長していくのでそこは微笑ましく見守っているのですが。
お着替えとおしっこで濡れた足を洗うため給湯器をつけると、そこからお湯が出るまで数分待たなければなりません。

すると、遠くから見守っていた僕のところまで、風呂場からただならぬオーラが伝わってきます。
神さまがお怒りになっておられるのです。
ただでさえ忙しい朝の時間にこの数分のうちに”イライラ”が急速充電されたようです。

すれ違うと「はぁぁぁぁぁぁ〜〜〜」と大きなため息ひとつ。
その後振り返り「お湯出るまで時間掛かるのどうにかできないの!?」と言われるも、そればっかりどうにもできませんと家事に育児に奮闘して頂いている神さまへの感謝を込めて謝罪。。。。

僕のせいではないのだけれど。。。
と思いつつも、いつでもお湯が使えるように常に給湯器の電源を入れておくということは、その数分のために電気を消費し続けるということになるので、譲れないところ。

わが家はオフグリッドなので、電気を使う感覚が【使った分が使用量として蓄積されていく】という感覚ではなく、【決められた容量の中からどんどん減っていく】という感覚なので、電気を無駄に使うことは死活問題なのです。

こういうときは、観念して受け入れるしかないと思うのですよ。
そういった部分を工夫して乗り越えていくのが、オフグリッドな暮らしだと思うので。
実際に田舎に移住する方々は、強制的にそういった環境に身を置くことが一つの目的なのではないかと推測しています。

ときには、「あきらめる」ということも大事だったりします。無理に抗うと、生じたズレを何かしらで埋めなければなりません。
この場合それが電気エネルギーの浪費であるということです。

とはいえ、現代社会において朝の激動の時間はそんな数分が命取りですから、太陽光で電気作ってるから!と晴れた日だけは、朝から給湯器をつけておくとか、蓄電残量が乏しくても、商用に切り替えて給湯器をつけておくなんてこともできるのです。
本当は、ペレットボイラーを使いたいのだけれど。。。

こうやって、自分の頭で考えながら、日々家族とのバランスを取りながら、オフグリッドへの道は開かれるのです。
AIが入っている蓄電池は、勝手に切り替えてくれるので自分で考えることもないし、手を動かす必要も有りませんが、
このコミュニケーションのキッカケを作ってくれることは有りませんし、AIが夫婦の仲を取り持ってくれることも有りません。笑

おしまい

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