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電力逼迫に思うこと

こんにちは。

 

久しぶりの投稿になりましたがいかがお過ごしでしょうか?

 

最近は新型コロナに続きロシアとウクライナの戦争や、大地震など
安心できない日々が続いております。

 

先日の東北地方での地震の影響で東京電力や東北電力管内の発電所が停止してしまったことと、

寒波の影響により、

ここ数日は電力需要の逼迫が騒がれております。

 

 

なぜ電力逼迫が起こるのかを考えてみました。

 

「エネルギー転換」

下は日本におけるCO 2排出量の割合と家庭からのCO 2排出量をまとめたグラフです。

エネルギー転換部門が産業や運輸部門を抑えて第1位です。
左のグラフは、工場から排出されるCO 2や車やトラックから排出されるCO 2(煙突から煙が出るなどCO 2の排出が目に見える)よりも発電所から排出されるCO 2(電気を使うところではCO 2を排出しないためCO2の排出が目に見えない)が多いことを表しています。

化石燃料を燃やして作った熱エネルギーで蒸気を作りタービンを回すことで運動エネルギーを作ります。その運動エネルギーを電気エネルギーに変換するのが火力発電所の基本的な構造なのですが、エネルギーを転換することで多くのロスが生まれ、実際に作る電気エネルギーの量よりも多くのエネルギーをロスしているため必要以上のCO 2を排出しているのが現状なのだろうと推測しています。

 

家庭においても約45%が電力消費によるCO 2排出なので、家庭のエネルギーは電力に頼っている部分が大きいことがわかります。

 

 

今回の電力逼迫をエネルギー転換で考えてみると、

一番の原因は「エアコン暖房」が原因だと思います。

消費電力を気にしたことのある人ならばご存知かと思いますが、熱を作る電化製品は消費電力が大きいですよね。

電気から熱を作ると電気抵抗などの影響で転換ロスが発生し大きな電気エネルギーが必要になるので結果消費電力が大きくなります。
そもそも、熱から作った電気をまた熱に戻すというとても悪循環なエネルギーの浪費が起こっていることが電力が逼迫する原因だと思うし、

電力消費量が少なくなれば十分再生可能エネルギーだけでエネルギーは賄えるように思うのです。

 

そこに寒波が来てしまい、一斉にエアコン暖房を使ったもんだから、電力需要を増やしてしまった。

他にもコロナ禍での自宅療養や在宅ワークなど複合的な原因は有るとはいえ、根本的な原因はエネルギーの使いすぎなんじゃないかな?

 

 

 

熱は熱のままに使うことで、電気は再生可能エネルギーで賄えると考えています。

これがオフグリッドには必要な考え方なのです。

 

だから、オール電化なんて今の時代ナンセンス!
薪ストーブやペレットストーブ、太陽熱温水器など自然の恩恵を受けることで簡単に手に入れられるエネルギーはたくさんあります。

 

僕は常々思うのですが、世の中便利になり過ぎたように思います。
キャンプブームの裏には、便利な社会から離れ自然の中で不便を楽しむという思考が有るのではないかと思っていて、

暮らしが便利になり過ぎて、家の中に不便が無くなってしまった。

不便がなくなることで、思考がなくなっていき、考える機会が少なくなり最終的には考えることをやめてしまう。これが「当たり前」という状態だと思うのです。

 

電力逼迫は、そういった無関心の上にあるのではないかと考えています。

エネルギーは暮らしや社会にとって必要不可欠なものです。なのに、知らないことが多すぎる。

自分達の暮らしや人生を守るために、まずは知ることから始めましょう!

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