電力切迫、省エネ呼びかけ〜20210526熊日新聞朝刊より〜 の続編です。
電力供給予備率が少なくなる時期は夏と冬です。
なぜ夏と冬にこのようなことが起こってしまうかというと、
それは、冷暖房設備を使うから。
特にエアコンを使って冷暖房をされている家庭は、オール電化住宅を初め非常に多いと思います。
家庭におけるエネルギー消費の割合ってご存知でしょうか?
上記のグラフから分かる通り、暖房と給湯の割合が非常に大きいですね。
このデータは、電気だけでなく化石燃料や木質バイオマスまで含まれておりますので、単純に電気の話ではないのですが、
熱を電気に変換する際に60%以上ロスがあると考えると、電気を熱に変換する際も同じようにロスが生まれます。
ということは、電気で暖房や給湯を行うと、電力消費も大きくなるということです。
給湯においては、灯油やガスなどの燃料消費もあるのですが、実は消費電力も結構お高め。
保温や起動に電力を使っているので、つけっぱなしには要注意です。
※給湯器については過去記事を参照ください。「消費電力を喰らうやつ」
給湯において電気や化石燃料に変わるものといえば、薪ボイラーやペレットボイラーですが、燃料の調達や導入コストを考えるとまだまだ簡単に導入できるものではありません。
そこでおすすめなのが太陽熱温水器。夏はもちろん春や秋も十分暑いお湯を作ってくれます。
流石にこれだけだと年間通して考えると無理があるので、補助的に灯油ボイラーやガスボイラーを導入します。それだけでも給湯に消費するエネルギーの多くを削減することができます。
次に夏の電力供給予備率が低い理由は、冷房です。
冬場の暖房は、薪ストーブやペレットストーブ、ファンヒーター、ルームヒーターなどエアコン以外にもたくさんの選択肢がありますが、
空間を冷やす冷房は、エアコン以外の選択肢が非常に少ないのです。
気化熱などを利用した空調システムなどもありますが、昨今の猛暑には効果があるかどうか。。。
命に関わることもあるので、冷房は我慢せずに使いたいところ。
それでも、冷房は電気を使って冷やすので、暖房ほど消費電力は高くありませんし、使い方や工夫によっては節電することもできます。
暖房に関しては、工夫というよりは何を使うかで消費電力量は変わります。
色々な暖房器具がありますが、化石燃料を使うものは電力を節約できたとしてもCO2を排出するので候補には入れません。
となると、薪ストーブかペレットストーブ(他にも薪ボイラーやペレットボイラーを活用し暖を取ることもできます)を選択したいところ。
個人的には薪ストーブは大好きなのですが、施工費用や薪活を考えると億劫になってしまいます。もちろん電気は使いませんし、燃料はストックしながら使うので、災害時などにも非常に活躍します。
ですが、排出する煙による近隣からのクレームや薪が高額なことを考えると、煙のクレームが入りづらく、薪が手に入りやすい山間部や農村など郊外というよりは田舎向きなツールであるといえます。
そんな、火のある暮らしができる薪ストーブを、郊外や都心部でも使えるようにしたものがペレットストーブです。
薪ストーブと同じように火が見えるので、炎の暖かさを感じることのできるストーブです。
薪ストーブとの大きな違いは、電気を使うということ。
電気は、吸排気用のファンと燃料供給に使われており、炉内は燃焼効率が良いため、着火時や不具合時以外は煙がほとんど出ません。
手動着火の輻射式であれば、消費電力も少なくポータブル電源だけでも数日使えるものもあります。
蓄電システムとの相性は抜群なので、郊外や都心部で電力自給に取り組む際にはペレットストーブは外せません!
もちろん、電力自給やってなくても、炎を楽しむためにペレットストーブを導入するのもありです。
今なら、キャンプ用品メーカーユニフレームを運営する会社である新越ワークスのwarmArts(元さいかい産業)のペレットストーブが旧モデル(新モデルと性能は同等でデザインに細かな変更あり)に限り7月末まで特別価格となっております。今だけの価格ですので、ペレットストーブをお考えの方はお気軽のお問い合わせください!
事務所には展示機もございますので、真夏でも実演いたします!
製品・サービスに関してお気軽にお問い合わせください。